
前回は、このワークショップに繋がったお話しでした。
その②では、実際の制作WSでの様子や体験を 綴ります!
1日目は裏面を彫ることからスタート。
皆さん、黙々と朝から晩まで彫り続けます。
そして、皆さんの情熱か、ライアーのエネルギーか、とにかく会場は熱気に包まれています。
Tシャツの下はダラダラと汗が流れ、初めての感覚に自分でもびっくり!
途中で集中力が切れるので、皆さん、間で休憩を取りながら・・・
一番人気は、チョコレート?

コツを押さえると、手に余計な力を入れずに彫れるそうなのですが・・・
初めての私は、アチコチに力が入ります(;^_^A
木の材質によっても、硬さが違います。
節があったり、渦がまいてたり・・・
その人のラフにより、それぞれ特徴があります。
人間と一緒ですね・・・
初めてなので、彫りながらこの感触が良いのかどうか、わからないまま彫り続けます。
場所によっては刃が進まず・・・
たまに力ずつで彫ろうとする、強引な自分を発見。
いや~ん。私、そういうことあるのね(;^_^A
彫り方の確認の場面で、アンドレアスが皆にいってくれた言葉がある。
『皆それぞれの状況で彫っている。皆正しい。皆違ってて良い』と。
一人ひとりが大切にされている感じがしてして、心に染みた体験でした。

刃が進まなくなったときは、サポーターの方に手伝って頂く。
すると、同じ木を彫ってるとは思えない程、する~っと刃が進む・・・
何故だ??
手が変わるだけで、こんなに違うなんて・・・
少しずつ、木の目の向きにそって、木が刃を進めてほしい方向を探していくことを覚えていく。
そして、また硬かったり、刃の進まない場所に出会う。
また手伝ってもらう。
どこか完璧主義の傾向があり、自分で抱えてしまうことが多かったけど・・・
1日目に感じたことは、『できない部分は、できる人や得意な人に手伝ってもらえばいいんだ!』だった。
相手を信頼して委ねる、助けを求める、お願いする・・・。
『私、困ってます』と言える。
助けてもらう側の気持ちも体験~。
そして、普段、使わない筋肉や関節を使ったので、夜は温泉に入って、アロママッサージでボディケアも忘れません。肉体のケアも、大切だなって改めて実感。
3日目の朝は、少し早めに友人と一緒に、海に寄った。
海では、風・太陽(火)・水・土のエネルギー充電!
持ってきたガイアクオーツも、函館の砂浜に埋めてみた。
そして、また木に向かう・・・
砂浜でハート型の石も発見したよ!
写真は撮り忘れちゃった(;^_^A

その日は、途中サイドの部分を彫っているとき、
初めて感じるほどサクサクと彫れて、こんなにスムースに彫れてよいのかな?って思うほど彫れて・・・
それが嬉しくて嬉しくて、感情が湧きあがり、涙と鼻水がでてきた。
普通のことが、こんなに幸せだなんて・・・
もう、声がでるだけで、生きているだけで、そこにいるだけで、ありがたくて、ありがたくて・・・
そんな感覚だった。
そして、今まで感謝が足りなかった自分に気づいた。
もっと当たり前の毎日に感謝しよう。
ありがとう・・・ありがとう・・・
そんな感情にひたりながら、黙々と彫ってたら、主催者のお母様から『にゅうめん』の差し入れが・・・
もう、世界で一番おいしい『にゅうめん』に感じて、子供のようにお替りしてしまった(;^_^A
幸せだな~
そんなこんなを繰り返し、沢山のサポートを受けながら、彫りあがりました!
次はニス塗、弦張り、調弦と続きます・・・